・文章を書くのが苦手でもはや苦痛
・文章を書くのに時間がかかる
・文章力をあげる具体的な方法が知りたい
仕事中のメールや会議資料、企画書、報告書…1日の仕事を振り返ってみると、文章を書いている時間がほとんどだと思います。
頑張って資料を作ったのに、「内容が分かりにくい」「読みにくいな…」と指摘されると、
気分も落ち込んでしまいますよね。
しかし文章は、いくつかのポイントをおさえるだけで、劇的に読みやすくなるんです!
今回は、文章が苦手な人でも、意識するだけで文章が劇的によくなるポイントと文章のトレーニング方法を紹介します!
ぜひ、自分の日々の学業や仕事で活かしてください!
・良い文章を書けるようになりたい
・文章を書くのが得意になりたい
・文章を書くときのコツを知りたい
文章力は現代の必須スキル
文章力は、現代の必須スキルです。
文章力が現代の必須スキルである理由は、主に次の2つの理由が考えられます。
①デジタルコミュニケーションの増加
②多くの職場で文章力が求められている
令和の時代は、SNSやメール、チャットなど、デジタルコミュニケーションが主流です。
昔に比べて電話や手紙を使う回数よりも、SNS連絡をとる人の方が多いと思います。
また、世の中にネットが普及するにつれ、仕事でもパソコンやスマホを使って、作成した文書を社内メールで流したり、取引先とやり取りする機会も格段に増えましたよね。
文章力がある人間は、情報を発信が上手なので、仕事もスムーズにこなしていきます。
一方で、文章力がない人は、資料の作成に時間がかかったり、相手とコミュニケーションを取ることが不得手な人が多く、仕事がスムーズに進まないことは比較的多いでしょう。
自分が発信者として文章を書く場面が増えたことで、「書く力」は現代の必須スキルとなりました。
しかし、「書く力」は特別なスキルではなく、いくつかのポイントを意識すれば誰でも習得できるスキルなのです。
次の章では、ポイントを紹介する前に、そもそも文章力とは具体的にどんな能力を言うのかを解説します。
適切な情報を相手に分かりやすく伝える文章を書く
文章力とは、「適切な情報を相手に分かりやすく伝える文章を書く能力」のことです。
文章は自分が読むためではなく、相手に情報を伝えるために「書く」行為であるため、必ず相手が情報を受け取りやすいように書く必要があります。
✖:本日質問があったあの件について確認しましたが一部変更されるので後日連絡します。
○:10/15開催される研修会のスタート時間ですが、30分程度遅くなる可能性があります。水曜日までに確定の時間を再度連絡します。
いかがでしょうか。
✖の文章を受け取った側なら、おそらく「あの件って?」「変更内容を後日連絡って、いつごろ連絡もらえるの?」と不安になるでしょう。
特にビジネス上の連絡では、相手の「?」部分を少しでも減らせるような文章、相手に分かりやすく情報伝える文章を書く必要があります。
今回は、文章を上手く書くためのコツと、トレーニング方法について具体的に解説していきます。
文章が劇的に上手くなるコツ8つ
ここでは、文章が劇的に上手くなるコツを8つ紹介します。
8つのコツは次の通りです。
- 文章は簡潔に書く
- 文章の型は2つを使い分ける
- 文章と文章の間の余白を上手く使う
- ひらがなと漢字の割合を意識する
- 自分の文章を見直す
- 中学生でも理解できるような言葉で書く
- 具体例を使う
- 接続詞を正しく使う
それぞれ紹介します。
1.文章は簡潔に書く
文章は簡潔に書きましょう。
ほとんどの方が、小さなスマホ画面で文字を読む時代なので、少しでも長いと感じられえたら、その文章は読まれません。
簡潔に文章を書く際のポイントは、次の3つです。
①不要な言葉を削って、短い文章で書く
②1文の目安は、60文字以内
③ワンセンテンス・ワンメッセージ
✖:10/15(火)10:00~研修会を実施予定ですが、今回は管理職員が出席対象となっていますのでご注意くださいませ。また、出席対象者は筆記用具を必ず持参し、出席表にチェックをつけるようにしてください。
○:10/15(火)10:00~研修会を実施予定です。出席対象者は、管理職員です。筆記用具を持参して、出席表にチェックを付けてください。
3つのポイントを意識して文章を改善してみましたが、かなり読みやすくなりましたね。
ポイントをおさえると、短い文章でも、必要な情報を読み手にしっかり伝えることができるし、読み手も理解しやすくなります。
2.文章の型は2つを使い分ける
文章の型は2つを使い分けましょう。
文章の型は、2つを使い分けましょう。
・結論優先型(PREP法)←おすすめ!
結論→理由→具体例→結論
・主張・提案型
結論→理由→具体例→予想される反論への共感→予想される反論への反論→結論
①結論:疲れた時は、甘い物は控えましょう。
②理由:甘いものには、疲労回復の効果はないからです。
③具体例:たとえば、空腹時に砂糖たっぷりのチーズケーキを食べても、血糖値が急上昇して結局体が休まりません。
④結論:疲れた時、甘い物は控えましょう。
結論優先型は、PREP法とも言います。
結論から書きだすと、読み手は、自分が欲しい情報をすぐに受け取ることができます。
分かりやすい分章の型の1つです。
①結論:疲れた時は、甘い物は控えましょう。
②理由:甘いものには、疲労回復の効果はないからです。
③具体例:たとえば、空腹時に砂糖たっぷりのチーズケーキを食べても、血糖値が急上昇しえ結局体が休まりません。
④反論への共感:「いや、
④結論:疲れた時、甘い物は控えましょう。
主張型・提案型の文章は、結論優先型(PREP法)よりも、説明が丁寧です。
読み手の気持ちに寄り添う文章構成なので、説得力がより増します。
初心者は、PREP法をまず抑えましょう。これだけで80点の文章が書けます。
どちらの型も、最初の「結論→理由→具体例」までは同じなので、PREP法をおさえれば、提案・主張型の文章もすぐに使いこなせるようになります。
分かりやすい文章の型に情報をパズルみたいに当てはめることで、読みやすい文章を書くことができます。
3.文章と文章の間の余白を上手く使う
文章と文章の間の余白を上手く使いましょう。
行間が詰まっている文章は、とても読みづらいからです。
具体的には、1文と1文の間は1行分の余白を設けると良いです。
スペースがもったいない感じもしますが、小さなスマホ画面やPCのディスプレイ画面では、余白がないと文章が非常に読みづらく、圧迫感も感じやすくなります。
このようなストレスを感じると、どんなに有益な情報が載っていたとしても、読み手は文章を読んでくれません。
適度に情報を詰めすぎず、1文と1文の間に余白を入れるようにしましょう。
4.ひらがな7割、漢字3割
ひらがなと漢字の割合を意識しましょう。
ひらがなばかり、漢字ばかりの文章は、読みづらいので避けるのが良いです。
これといった決まりはないですが、「ひらがな7割、漢字3割」がちょうど読みやすい文章に仕上ると言われています。
✖:本日午後六時から、一階大会議室で文章を書く事に苦手意識を持つ百名の新入社員を対象に、研修会を開催します。
○:本日18時から、文章を書くことが苦手と感じている100名の新入社員向けに、研修会を開催します。
文章のなかに漢字が多すぎると、読み手は論文のような印象を持つため、「読みにくそうだな」とすぐに離脱されてしまいます。
文章へのとっつきにくさを解消するためにも、ひらがなと漢字の割合は工夫することがおすすめです。
5.書いた自分の文章を見直す
書いた自分の文章を見直しましょう。
自分の書いた文章を、「読み手はどんな気持ちで読み進めるか」を客観的に振り返ることが大切なんです。
その際のポイントは次の2つです。
・音読する
・1日おいてから文章を読み直す
音読することで、誤字脱字に気づきやすくなり、読みにくい箇所を探しやすくなります。
また、時間をおいてから見直すことで、自分の書いた文章をより客観的に分析することができます。
自分の書いた文章を読み返し、改善点があればその場で修正していきましょう。
6.中学生でも理解できるような言葉で書く
中学生でも理解できるような言葉で書きましょう。
難しい専門用語を使うよりも、理解しやすい言葉で文章を書く方が、相手は内容を理解しやすく、自分も文章を書きやすいのです。
また、難しい専門用語をインプットして、自分の中でかみ砕いてから、中学生に説明するような文章に書き起こすスキルが身に付けば、かなり文章力があがっていると考えても良いでしょう。
難しいことを、分かりやすい言葉と文章で「書く」スキルが重要です。
7.具体例を使う
ぜひ、具体例を使いましょう。
具体例を使うことで、より読み手に理解を深めさせ、内容を印象付けることができます。
具体例は、長い文章でなくても構いません。
できるだけ読み手に状況を理解させやすい具体例を1つで良いの、文章に入れ込みましょう。
✖:青色の絵具を取ってください。
○:晴れたときの空のような青い絵具を取ってください。
「晴れたときのような空」という言葉が入ることで、どのような青色なのか一気にイメージが広がります。
8.接続詞を正しく使う
接続詞を正しく使いましょう。
接続詞を適切に使うことで、文章がどういった内容になるのかを想像しやすくなります。
最近、チャットでのやり取りが増え、最低限の短文メッセージでしか連絡を取り合わない人が増えたためか、接続詞を正しく使える人が少なくなった気がします。
使い過ぎも良くありませんが、適度の使うことで、ワンランクアップした文章が書けるようになります。
✖:私は辛いものが苦手です。カレーは辛口が好きです。
○:私は辛いものが苦手です。しかし、カレーは辛口が好きです。
✖の文章だと、子供っぽい文章に感じられ、前後の文章のつながりに違和感を感じます。
そこで、「しかし」という接続詞を入れてみたところ、2つの文章をすっと読みやすくなりましたね。
接続詞を適度に入れるように心がけましょう。
しかし接続詞を入れすぎると、くどい文章になってしまうため注意が必要です。
おすすめの文章力トレーニング方法
ここからは、文章力を上げるためのおススメのトレーニング方法を紹介します。
①上位表示された記事の写経
②周りからフィードバックをもらう
それぞれ解説します。
1.上位表示された記事を写経する
上位表示された記事を写経してみましょう。
写経とは、そのままその記事を書き写すことです。
私が実際に練習しているブログサイトは、『初心者のためのブログ始め方講座』 です!
『初心者のためのブログ始め方講座』
【初心者向け】ブログの始め方完全ガイド!立ち上げから収入を得る方法まで | 初心者のためのブログ始め方講座 (xserver.ne.jp)
2019年には国内シェアNo1を達成したレンタルサーバー「エックスサーバー」が、ブログ初心者向けにブログの運営についての記事を投稿しています。
運営しているのは、普段はエックスサーバー株式会社取締役、最高技術責任者(CTO)を務めるT部長さんです。
なんと大学時代にブログを始めてこれまでに個人で月間数十万PV規模のサイトの運営経験があられます!
SEO上位表示されており、私自身よく参考にさせていただいています。
上位表示された記事は、ユーザーにとって最も良いと太鼓判を押された記事なので、「記事の質や読みやすさ、情報量」がベストな状態です。
自分が読みやすいと感じた人の記事を一字一句同じように書き写すことで、その人のブログの書き方を自然と身に付けることができます。
2.周りからフィードバックをもらう
周りから、自分が書いた記事を読んでもらってフィードバックをもらいましょう。
記事に対してフィードバックをもらうということは、読んでもらった人から
「読みにくい点や改善点を伝えてもらう」ということです。
もっと具体的に言うと、記事の添削を受けるということです。
フィードバックをもらったら、より魅力的な記事になるように書き直してみましょう。
記事のフィードバックを受ける方法は次の3つの方法があります。
- 家族や友人からフィードバックをもらう
- クラウドワークスを利用する
- 有料コミュニティ(オンラインサロンや講座)を受講
自分が書いた記事を誰かに見せるのは気が引けるかもしれません。
しかし、文章は誰かに読んでもらって、改善を重ねることで、最短で格段にスキルが上達します。
それでは順番に紹介します。
身近な人からフィードバックをもらう
身近な人からフィードバックをもらう方法です。
家族や友人に自分の文章を読んでもらい、「読みにくかった点」や「改善点」を教えてもらいましょう。
また、文章を読んでもらうときは、具体的な検討項目で採点式にすると相手もフィードバックしやすいでしょう。
クラウドワークスを利用する
クラウドワークスを利用する方法です。
有料ですが、たくさんの出品者がブログ記事のフィードバックを行ってくれます。
ココナラで、「ブログ 記事 添削」と検索すると、400件ヒットしました!
出品者は、プロのライターさんや小説家、新聞社、集英社などの大手編集長経験者など様々な方がいらっしゃいます。
金額は、記事数や文字数にもよりますが、1,500円~となっています。
口コミも参考にして、記事の添削を依頼してみてください。
有料コミュニティ(オンラインサロンや講座)を受講する
有料コミュニティ(オンライサロンや講座)を受講する方法です。
紹介した3つの方法のなかで一番金額は高いですが、そのぶんプロからの手厚いサポートを受けることができます。
ブログハックスの場合、次の3つのサポートを受けることができます。
- 分かりやすい動画教材
- 定期的なブログ記事添削
- 公式LINEで回数無制限の質問し放題
金額は、99,800円です。
3.AIを活用する
AIを活用する方法があります。
ChatGPT:ChatGPT | OpenAI
別の記事のリード文をChatGPTの検索エンジンにコピペしただけで、すぐにChatGPTが読みやすい文章の参考例を書き出してくれます。
「自分が書いた文章に今フィードバックが欲しい!」
「誰かに見てもらう前に、修正場所があれば先に修正したい」
「とりあえず書いてみたけど、文章に自信がない…」
という方には、とてもおすすのツールです。
まとめ:読者にとってベストなブログ記事を目指す
今日は、初心者がブログ記事を書くときのコツについて紹介しました。
「ユーザーはどんな記事だったら、喜んでくれるかな?」と考えながら書いてみると、読みやすい記事が書けるようになってきます。
最初は「ベストな記事」をイメージしにくいと思います。
そういうときは、
- 自分が読みやすいブログ記事
- 本屋さんに行って、「分かりやすい!」と思った書籍
を参考にして、読みやすい文章や構成を自分のブログ記事に活かしていきましょう。
こちらの記事では、SEO対策に特化したSEOライティングを紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
お疲れさまでした!